2014年12月25日木曜日

ネット投票と電子投票の違い

先日行われた衆議院選挙は「インターネット選挙運動解禁後初の衆議院選挙」として、少し着目を浴びた。

国政選挙においては昨年の参議院選挙ですでにインターネット選挙運動は解禁されているので、特段新しい話でもないが、一つの移り変わりの始まりだろう。

とりあえず「インターネット選挙運動」について


自分が、インターネット選挙運動解禁に関する活動を初めた2012年頃においては、「インターネット選挙運動」いわゆる「ネット選挙」と、「ネット投票」がかなり混同されていた。
かなりこの2つの違いへの理解は進んだとはいえ、まだ同じような意味で話している人もいます。

インターネット選挙運動・・・特定の選挙において、特定の候補者の当選(または落選)を目的として行う運動です。「ネット選挙」といわれる場合はこれ。日本では2013年の参議院選挙から解禁された。世界的にみてもあり得ない遅さ・・・
例としては
・候補者がブログやソーシャルメディアで、支持を訴える。
・有権者がtwitterで、特定の候補者への投票を求める投稿をする。
・演説をUstream中継する。
・候補者や政党が投票を求めるメールを送信する。
・政党がバナー広告を掲載する。


ネット投票

これは一番すんなり入りやすいと思う。インターネットを使って投票を行うこと。
例えば、家でパソコンから投票したり、外出先でスマホ経由で投票したりとそんな感じ。
すごく便利になるし、投票率も上がりそうなものだが、日本では実現のめどはたっていないし、実現に向けた議論も特に起きていない。

世界をみてみると、地方自治体レベルではネット投票を導入している国はちらほらと。
でも、国政レベルの選挙で導入しているのは、おそらくバルト三国のエストニアぐらいのものかと。
エストニアはネット投票と実際の紙での投票の両方を併用しており、紙で投票したい人は紙で投票可能。

便利だけど、なかなか実現に向けてのハードルは高い。
ハードルとしては、
・インターネットに不慣れな人への対応
・成りすましやデータの改竄などへの対応
などが言われている。



電子投票

決められた投票所に行って、タッチパネル式の機会なんかを使って投票すること。
日本でも2002年に電子投票法が施行され、自治体の地方選挙で電子投票が可能になった。
自分の出身県の岡山県新見市で初めて実施された。
開票にかかる時間の短縮や、どの候補者に入れたのかわからないあいまいな票が減ったりする利点がある。(候補者に二人、小林さんがいた場合「小林」とだけ書かれた場合は、この二人の得票率に応じて、比例配分される。例えば小林Aさんに0.65票、小林Bさんい0.35票という感じです。)
広く言えば、上記のネット投票も含んで言及されることもあるが、基本的にはどこか決められた場所にいく必要がある投票方法だと考えてください。

これもネット投票同様に信頼性や、有権者の慣れの問題なんかがあって、結局浸透していないまま。



まとめ:投票の質と、投票へのコスト

2014年12月19日金曜日

学費を人質に若者の選択肢を奪う、地方創生の地元就職支援に感じる3つの違和感

今日19日の日経新聞の朝刊トップニュースに結構衝撃を受けた。

地元就職条件に奨学金 地方創生へ大学生向け基金 政府、自治体や産業界と15年度から

もう少し簡潔な記事だけど、時事通信もこのこ政策について報じている。



内容を簡単にまとめると以下のとおり。

・地方に就職するなら、日本学生支援機構からの奨学金の返済額を減免する。
・この施策は国・自治体・県内企業が連携してやる。
・なぜなら、”若者が地元で就職せず、東京に人材が集中して地方の活力をそいでいる。”から。

と、こんな感じ。

<違和感その1:経済的に不利な家庭の学生の選択肢を狭めるのか?>
奨学金を必要としている、家庭・学生の弱みに付け込んで、無理矢理地方に残らせることはどうなのか。
政治として行うことは、家庭の環境によって、子どもの将来・進路が狭まらないようにサポートすることではないのか。貧困の連鎖をどう断ち切るかが今の日本には必要ではないのか。


<違和感その2:若者は地元で就職したくないのか?>
東京を離れたがっていたり、地元で働きたいという声は自分の周りでよく聞く声である。
しかし、それでも東京にいるのは、結局のところ仕事が東京にしかない。あるいは地元に仕事があっても、給料などの条件が悪いといったことが要因だ。
とかと思いながら記事を読んでいたら、の記事のリンクにどんぴしゃりのものが。

”マイナビの2013年調査によると、関西の就活生のうち地元希望者は75.8%。全国平均(69.8%)を上回り東海地方に次ぐ。「メガバンクの説明会より地方銀行に学生が集まる」(関西大キャリアセンター)。別の大学の担当者も「何が何でも東京という憧れは薄まった」と、変化を語る。”

残りたいと思う学生が地元に残れる環境の整備が必要なのであって、経済面で厳しい学生を無理矢理縛り付けても誰も得をしないだろう。


<違和感その3 国が一律でやる政策なのか>
各道府県、自治体が独自の取り組みとして若者を残すために行うというのなら、まだ理解はできる。各地域がそれぞれの特徴や状況に応じて、色々と工夫をすればいいと思う。人口減少の中での各地域の競い合いとして機能するかもしれない。
しかし、全地域一律でやることに意義は感じない。


<終わりに>
まだ、この政策が今後どうなるかはわからないが、政治がやることは家庭・地域の事情により経済的に不利な状況にある子ども若者が、その不利な状況から脱することを支援すること。やる気・能力がある子ども若者のさらなる活躍の場・機会を増やすものであるべきだ。
不利な状況にある子ども若者を雇用などの環境が整備されていない地方に縛り付け、貧困の連鎖を助長するものではない。

2014年12月14日日曜日

ネット選挙運動を通じて各候補者の人柄を簡単に見極める方法

選挙でだれに投票をするのか。
それを決めるために一番重要なのは政策だと思ってる。
だから、可能な限り各候補者の政策を読んで、考えて選挙に行くべきだと考えてる。

各候補者の政策に関してはこのサイトが一番見やすいと思う。
朝日・東大谷口研究室共同調査

ただ、政治家は人間なわけで、各人がどのような人であるかも投票の際の一つの指標であるのは間違いない。

ネット選挙解禁の今だからこそ簡単に各候補者の人柄がわかる方法をお伝えします。

1:各候補者のHPを見る
例えば、Yahoo!の候補者情報サイトから自分の選挙区の候補者のHPを開く

2:各候補者のTwitter・Facebookを探す。
ざっとサイトを見てこれらを使っているのかを見る。

3:各SNSを使っていれば最新の数投稿を見る。
さっと、最新の投稿を確認。

これだけ。

何がわかるか

<SNSを何もやっていない候補>
広く世の中に自分のことを訴えるつもりがない人だと捉えていいのではないかと思う。
このご時世でSNSを何も使わないというのはどうなのかと思ってしまう。
しかし視点を変えれば、がっちりとした支持基盤や組織を作っていて、そこに対しての対応はしっかりしている方なのかもしれない。
が、おれはあんまり好感はもたない


<最後の数投稿で政策をしっかり語っている候補>
これは間違いなく自分がやりたい政策、ひいては目指したい国のビジョンがあり自信をもっているということ。


<最後の数投稿でお願いばっかりやっている候補>
「みなさんのご支援が必要です。ぜひ〇〇と投票用紙にお書きください」というような感じの方。
どうしても議員になりたいという気持ちが伝わってくる。同時に議員として何をしたいのかもきちんと教えてくれと思ってしまう。

<最後の数投稿で”街頭演説をしました”的な業務報告の方>
その業務報告を一般の有権者にお知らせして何を伝えたいのか。あるいはどういう行動をとってもらいたいのかよくわからんですよね・・・

まとめ

という感じで、SNSのラストのいくつかの投稿を見るだけだけで結構各候補者の人柄の違いが見えて面白いです。

俺が投票に行く理由。若者の投票率の変化が日本の未来を作っていく力であると信じている。

俺が投票に行く理由は明快で、若者の投票率があがることにより、
人口減少・少子高齢化にある日本の現状・未来に即した政策議論が行われると信じているから。


「若者の数が少ないから、どうせ意見が届かないよ」


「若者と政治をつなぐ」活動をやっていると、よくこう言われることがある。

確かに誰もが知っているように、若者の数は少ない。
少子高齢化の状況にあって20代の人口は60代の大体半分ぐらいしかいない。
(余談だが、小学校以来、人口”ピラミッド”という表現に違和感を覚え続けている・・・)

図2 我が国の人口ピラミッド(平成25年10月1日現在)


その上に若者の投票率の低さ。


結果として、なんと全投票者数に占める20代の割合は8%ほど。
対して、60代以上の割合は40%以上もある。

仮に少々投票率が上がったところで、8%が10%に増えるぐらいのもの。
だから、投票者数の数での勝ち負けを考えれば、若者は高齢者には勝てない。

しかし、この話には大きく2つの点で納得をしない。

1.投票者数だけで政治が動いているわけではない
2.若者と高齢者は必ずしも対立していない

1.投票者数の有無だけで政治の選択、方向性が決まるわけではない。
  政治家・各政党の理念があり、その理念の実現のために政策が実施されていくわけだ。
  なんでも多数決で考えているわけではないし、少数を排除しているわけでもない。
  もし、そのような理論で政治が動いているのであれば、障害者への支援だったり、
  LGBTの権利についての議論は出てこないだろう。
  子育て支援・農業支援だってしかりだ。
  決して、これらについての各政策の状況が正しいとかそうでないとかを言っているわけでなく、
  政策テーマとして議論されている例として扱っているということ。

2.若者と高齢者。この2つの層に言及するときに、よく「世代間」という単語が使われる。
  たしかに、世代間格差はあるのだろうし、世代間の利害も一致しない面もある。
  特に社会保障関連の政策でこの不一致の話はされる。
  ただ、いま選挙権を持っている世代の格差以上に、問題だと思うのは、
  将来世代への負担を先送りし続けている現状。
  いま選挙権を有する世代全体として、将来世代にツケを回すのか否かが問われている。
  負担の先送りを止めて、次の世代に良い日本を渡すことに関して異論は少ないと考えている。
  人口増加時代に作られた制度を、人口減少社会にあわせていかに根本的に改善していくか。
 

議論の鍵は若者の投票率向上の兆し。人口増加時代に作られた制度の打破へ

2014年12月11日木曜日

ハタチになって「選挙行け!」って言われても難しい。未成年でも意見を表明したい。~パソコンからでも未成年でもできる疑似投票・模擬選挙~

「選挙にいこう!となん急に言われる。
さらにいえば、「選挙に最近の若い人は行かない」と少し非難めいた言われ方もされる。

でも、政治について、あるいは投票の仕方について学んでいないのに、急にハタチになったからといって、選挙にいくことは難しいという現状がある。

もっと、教育あるいは地域の繋がりの中で、政治の知識や仕組み。そして投票の意義を学ぶ場を
増やさないとだめだと感じている。
もちろん、ろくに政策議論もない選挙のやり方も問題だと感じているが。
結果として、20・30代の棄権理由の約4割は、
「政党の政策や候補者の人物像など、違いがよくわからなかったから」「適当な候補者も政党もなかったから」である。
選挙に行こうと考えたが、投票先を決めきれず棄権したパターンと言える。
(第23 回参議院議員通常選挙全国意識調査調査結果の概要より)


また、逆にまだ選挙権を持たないが、自らの意見を世の中に発信したい未成年も多くいる。
法律により、20歳以降ではないと日本では投票はできない。
しかし、19歳以下の人でも選挙で選ばれた政治家の行う政策の影響を受ける。


「いきなり投票に行くのは難しいから練習したい」「未成年でも意見があるんだ」
これらの人を対象にしたイベントやサイトが今回の選挙でもいくつか立ち上がっているのでいくつかご紹介します。

2014年12月10日水曜日

政策に基づいた政治と市民の対話を選挙活動で当たり前にしたい!ASK NIPPON 2014への想い

衆議院選挙を盛り上げていこうと、市民と政党の双方向型のコミュニケーション企画「ASK NIPPON 2014」を実施している。
特設サイト上からTwitterを通じて、市民が各政党の政策に関して聞きたい質問を投稿。
企画時間の10日(水)20時~21時の間に、各政党代表者が集まった質問に一斉に回答するというものです。
詳細はこちらから



この企画に込めた想いについて書きます。

1:政党・候補者と市民(有権者)の双方向でのやり取りの実現

これが最大です。せっかく去年の参議院選挙からインターネット選挙運動が解禁されたのに、
予想以上にワクワクすることが見られなかった。
急に投票率が上がったりするものではないのはわかっていたけど、もう少しなんとかやりようがあるのではないかと悔しかった。
各政党・候補者が一方的に日々の”業務報告”を行うだけ、
「〇〇で演説しました」「〇〇衆議院議員が応援にかけつけてくれました」
そんな報告毎日何回もいらないよ・・・

それよりもせっかくのインターネット、特にSNSの特性の一つである双方向性を活かして、政党・候補者と市民が向き合う状況を実現させたいと思った。
既存の選挙運動は普通の市民にとってみれば、ただただ受け身で情報を受けるだけ。
さらには、うるさいだけ、邪魔なだけと感じている人もいると思う。

そうじゃなくて、もっと互いがやり取りできればいいんだ!
互いにきちんと見合っているという状況を作りたい。

質問に対して国会議員が答えてくれたらちょっとうれしくなると思う。

それがこの企画の最大の狙いです。

2:マスメディアであまり扱われない論点について扱う

選挙の何が重要争点なのかを判断するのはなかなか難しい点です。
マスメディアを中心に、その時の政治状況や、広く有権者に影響がありそうなものを争点として設定している。
今回の選挙であれば、「アベノミクスの是非」「集団的自衛権」「消費増税の延期の有無」などなど。

もちろん、何が重要な争点であるのかは各個人によって違い、その全部をメディアで扱うことはできない。

ASK NIPPON 2014では個人から質問を広く集めることにより、各自の中での争点について政党代表者に問うことが可能。
その質問に関して、各政党代表者に答えていただくことにより、今まであまり議論されて来なかった争点に関して、各党のスタンスの違いなどが見えてくればよいなと思う。
決してマスを相手にする必要がない、インターネットの特性がいきるのはこういう時だと思います。
あまり議論されて来なかったこと、マスに関わるとは限らないものでの、重要な争点はおおくある。

今回寄せられている質問では、LGBTや介護の現場の話などに関して多く質問が来てる。

企画では各回答者に最初に5問の共通質問に答えていただくようにお願いをしている。
その、質問の内容は前述のとおり、あまりマスでは話題にならないけども重要なもの。
この回答結果を見比べていただければ良いかと思う。

また、共通質問ののちの自由回答では各回答者はどの質問に答えるかを自由に選べる。
各政党がどの政策分野を重視しているかについて、選ぶ質問から読み取ることもできると思う。


3:政策の健全な議論空間をネット上につくる

今回寄せられてきた投稿を正式な質問として採用するにあたって、一度人間の目でチェックをしてる。意見の主張や誹謗中傷など質問の体をなしていないものや、政局にかんするもの、その他よく意味が分からないものは質問としては採用していない。
そして、今回は政策に関する質問なので、回答者の人柄などに関するものも省いた。

どうもネットは、炎上や誹謗中傷等の負の側面がクローズアップされすぎている現状がある。
しかし、そうではないんだということを見せたかった。
完全に自由な場ではなくて、少し運営側が場づくりを行うことで、特定の政党や候補に偏ることなく健全な言論空間を作ることができる。

また、企画が始まって寄せられた質問の選別作業を行う際に、全質問に目を通しているが、
予想以上に省く必要がある質問が少ない。全体の1割にも満たないと思う。
「#政党だけど政策の質問ある?」という企画の意図を組んでいる質問ばかり。

この企画でインターネット上でも有益な政策議論ができることを示したい。


4:おわりに。投票率向上にむけて

これまで3つの狙いを書いた。これらが総合して、投票に行く人が一人でも増えること。
また、投票の際にきちんと政策も勘案して投票する有権者が増えることを願っている、

ASK NIPPON 2014サイトはこちらから
YouthCreate 特設サイト URL:http://asknippon.com/      
Yahoo!JAPAN 内特設ページ URL:http://senkyo.yahoo.co.jp/asknippon 




2014年12月8日月曜日

【政党への質問募集中】#政党だけど政策の質問ある? あなたの質問に政党代表者がTwitterで答えます!

衆議院選挙投票日まであっという間に1週間を切りました。


衆議院選挙の投票率、そして投票の質の向上をめざして、
各政党代表者と市民のTwitterコミニケーションキャンペーン

「ASK NIPPON 2014 #政党だけど政策の質問ある? 」を実施します。

市民が直接、各政党代表者に質問を投げかけ回答を受けることができる企画です。

1. ネット選挙解禁ならではのWeb上での市民と候補者の双方向のコミュニケーションを促進する。
2. Web上でのコミュニケーションを確実に「見える化」させる。
3. 各政党政策をより明らかにし、有権者が投票の際の参考とする。

この3つを大きな狙いとしています。


【参加の流れ】

特設サイト上からTwitterを経由して質問を投稿

  知りたい政策分野、気になる問題点などなんでも、Twitterを通じて質問してみてください。
  また、あなたからさらに、この企画をどんどん広めてください。
  

②各政党代表者が質問へ回答する様子をサイトより閲覧

  12月10日(水)20時~21時が回答実施時間です。
  特設サイト上に選んだ回答がどんどん集まってきます。
  この時間の間に、さらに質問を投稿してもかまいません。
  もしかしたら、すぐに政党代表者から回答がいただけるかもしれません。


 また、政党回答者の答えやユーザーとのやり取りを解説する生放送番組もあります。
 番組をみながら楽しんでください。
 【ASK NIPPON 2014」リアルタイムニコニコ生放送】
 番組名:【衆院選・各党が直接回答】政党だけど政策の質問ある?
 放送日時:2014年12月10日(水)19:50~21:00
 出演者:原田謙介(NPO法人YouthCreate代表
       萱野稔人 (津田塾大学准教授・哲学博士)
       前田明彦 (Yahoo!みんなの政治


③ 回答結果挙を参考に投票に行く!!

  回答時間終了後もサイトはひきつづき残っています。
  回答結果も参考に投票に行ってください。

まずは、特設サイトから質問を!!


選挙は候補者、政党が一方的に意見を発するだけのものではありません。
有権者が受け身で発信を受けているだけではありません。
有権者からどんどん政党・候補者に対して、アクションを起こして、
対話・政策に基づいた選挙を浸透させたいです。


※この企画はNPO法人YouthCreateとYahoo!JAPANの共催企画です。
以下の2つのページより企画を進めていきます。
YouthCreate特設サイトURL:http://asknippon.com/  
Yahoo!JAPAN内特設ページ URL: http://senkyo.yahoo.co.jp/asknippon





2014年12月3日水曜日

一度選挙を意識した人が、棄権するのはもったいない

こんにちは。NPO法人YouthCreate代表の原田です。

解散からあっという間に選挙戦に突入しましたね。


選挙が始まって、当然若い人や同世代が多く投票に行ってほしいけど、「選挙に行こう!」って言っても行かない人はなかなか行かない。
社会保障や財政なんかのデータと共に、正論をどれだけ言っても動かない人は動かない。
だって、みんなそれぐらいのことはなんとなく知っていて、それでも投票に行かないという選択をするのから。

投票に行こうと声を上げることが悪いと言っているわけではない。
もちろん、それも大事です。自分もそういう記事を書いたり、インタビューでそういうことを話すこともよくある。
なんとなく気づいていた若者が不利な現状を改めて知って、投票に行くパターン。
身近な友人が言っているし、選挙行ってみようかというパターン。(嬉しいことに俺周りにもいる)
そして、あの著名人・有識者・芸能人が言っているから、投票いこうかというパターンなど。
色々とあります。
だから、もちろん大事。


でも、「投票に行こう」では投票に行かない人を動かす仕掛けもしなければならない。
昨年の参議院選挙の棄権理由の調査を見てみると、
「政党の政策や候補者の人物像など、違いがよくわからなかったから」
「適当な候補者も政党もなかったから」

という20~30代はそれぞれ20%ほどいる。

第23 回参議院議員通常選挙全国意識調査より

見方によればこれらの人は一度は選挙のことを考えているといえる。
選挙のことを考えた結果それぞれの原因で選挙を棄権するという判断をしている。
最初から選挙に全く行く気がないという人とは、違うような気がする。

一度選挙に興味を持ったこの層をなんとか、投票行動にまで結び付けたい。

そのためにはやはり政策論争が鍵なんだと思う。
各政党・候補者にはふわっとした話ではなく、現状の各データを踏まえ、将来予測の数値を考慮に入れた上で、どのような未来を作っていくのかの道筋を示してほしい。
そして、その道筋をもとに議論を展開してもらいたい。

それが有権者の判断材料になる。

幸いなことに棄権決定理由が選挙当日だという人は3割以上いる。
まだ1週間以上時間は残されている。


YouthCreateとしても色々としかけていきたい。

2014年12月2日火曜日

若者に効果のあるネット選挙。昨年の参院選の振り返りより

今日12月2日より衆議院選挙が始まる。
解散からあっという間に選挙日がやってきた。
前回の参議院選挙より解禁されたインターネット選挙運動。いわゆるネット選挙。
(インターネットを使って投票ができるわけではない)
昨年の参議院選挙ではどのような使われ方・影響を及ぼしたのか簡単に振り返ります。


若者に効果の高いネット選挙

まずはポジティブで、今回の選挙に通ずる話から。
全体的に低調だったとの評価の多いネット選挙。
自分もネット選挙解禁への活動をやっていた身として、急にインターネット上での政策論争が盛り上がったり、ましてや投票率の引き上げになる要因だとは思っていなかった。
とはいえ、もう少し使いようがあるだろうと思っていた。

しかし、その低調な出だしの中でもネット特有の面白い結果は出ている。
世代が若い人ほど、投票に行く際にネット上の情報を参考にしているという。
参議院選挙の際の共同通信と朝日新聞の出口調査から明らかになった。

まずは朝日新聞の調査結果

年代別では20代が、「大いに」と「ある程度」を合わせて「参考にした」人が37%と最も多かった。30代は28%で、年代が高くなるにつれて減り、逆に「見ていない」「わからない」と答えた割合は年代が高くなるほど増える傾向にある。(朝日新聞記事より)
つづいて共同通信の調査結果
年代別に見ると、ネットの情報を参考にした割合が最も高かったのは20代で、23・9%だった。30代は17・9%、40代は12・6%と年代を追うごとに割合は下がり、70代以上ではわずか6・1%。ネットの利用度の違いとみられる世代間の差がくっきりと表れた。(産経新聞記事より)


簡易的なグラフで表すとこのような感じです。



まだ多数派ではないですが、若者に対して影響を及ぼす可能性を示していることは明らかです。

他の選挙運動と比べても遜色がない有用度のネット情報

2014年11月30日日曜日

投票啓発の顔は仲間由紀恵さん ニコ動・スマニューなども活用(12月2日追記)

(※12月2日追記 YouTube挿入)
解散からあっという間に日が経ち、2日の公示まで間もなくとなった。

2年前の衆議院選挙では過去最低の59.32%であった投票率が今回はどうなるのか気になるところだし、政策論争がしっかりされることによって、多くの有権者が各候補の違いが分かって、
投票に行くモチベーションにつながってほしい。

さて、候補者・政党の選挙戦とは別に、行政は選挙啓発を行い投票率向上を目指しています。

その啓発内容の概要について総務省が公開していたのでご紹介します。


啓発の顔は仲間由紀恵さん

ポスターや動画など様々な場で、投票を促すメインキャラクターには女優の仲間由紀恵さんを起用
総務省発表資料より

「選挙の主役は、私たち。」というキャッチフレーズとともに、投票促進を狙う。



新たな選挙啓発方法

2014年11月19日水曜日

物心ついたときから、デフレが”当然”であった28歳からみる解散決意の違和感

18日夜に安倍さんが解散を正式に発表。
正直まさかの、師走の総選挙へと。

「若者と政治をつなぐ」活動を続けている自分としては、なにかを仕掛けなければならない。
若者が選挙を、民主主義を、そして日本を作っていく状況へと進めたい!
とは思うものの、正直まだ気乗りがしていない心境です。

なぜ、解散総選挙を行わなければならないのか、腑に落ちていない。

昨日の安倍さんの解散表明会見で少しでも、腑に落ちる理由があればと思っていました。
結果としてよくわかってないのですが・・・
わかってないとか言ってる場合じゃなくて、自分から主体的に争点や解散の意義は見い出していかないとだめだなと考えていますが。



”デフレあたりまえ”世代として

さて、今回の選挙の意義に直接というわけではないのですが、1986年生まれ、28歳の若者として、
今回の選挙をどう見るべきかについて、非常に気になる発言を安倍さんが会見でされました。

15年間苦しんできたデフレから、脱却するそのチャンスを、皆さん、ようやく掴んだんです。このチャンスを手放すわけにはいかない。あの暗い、混迷した時代に、再び戻る訳にはいきません。 https://www.jimin.jp/news/press/president/126548.html 
物心ついてからほとんどが、安倍さんから見ると”暗い、混迷した時代”だったんだ・・・
俺としてはそうは思わない。そして、同世代の多くもそうは思わないだろう。

「バブルやら好景気を知らない世代としては、産まれてきてから今までの社会状況は当たり前。」
よく感じるし、同世代でもたまにこのような話は出る。
だから、「あの時代が良かった」「ずっと不景気で育ってきて大変だね」って上の世代の方にいわれても、正直何のことやらわからない。

だから、いまが暗黒時代とは思っていない。
なので、安倍さんの決意は全くしっくりこないわけです・・・

満足している若者

この傾向は、各調査でも明確だ。
厚労省が25年春に行った調査では、15歳~39歳の若者の6割以上が現在の生活に満足していると回答。
若者の意識に関する調査より

内閣府が今年5月に行った調査でも20代の現在の生活に対する満足度は他の度の世代よりも高く、実に80ポイント近くである。
国民生活に関する世論調査

若者世代と安倍さん世代・政治家の意識のギャップを埋められるか

2014年11月8日土曜日

EU評議会がもつヨーロッパユースセンターのすごさ@ストラスブール

11月3日か5日までEU評議会(EU council)主催のWorld Forum for democracy
日本代表として参加していました。



このイベントの詳細はのちほど書くとして、
イベントの後に、ストラスブール領事館の好意もあり、
EU評議会が持つ、ヨーロッパユースセンターを訪れてきました。

さきに、さらっとEU評議会の説明をしておきます。
皆さんが知っている”EU”とは関係のない組織で、
歴史はEUよりも古いです。
第2次大戦後の1949年に、人権・民主主義・法の順守などを目的に設立された組織で、
なんとヨーロッパの47の国が加盟しています(EUは現在27か国)
当然、ロシアがいてウクライナがいてという会議も多くあるわけで。
また欧州人権裁判所もEU評議会内の機関の一つだったりします。

<ヨーロッパユースセンター@ストラスブール>
さて、本題のヨーロッパユースセンター@ストラスブールについて。
作られた背景にあるのは、”学生運動”
1970年前後には日本だけでなくヨーロッパでも学生が盛り上がっていました。
それに応じて1972年に学生や若者をどう社会の一員、または今後の社会を担う存在として、
育てていくかということを考えてつくられた施設。
宿泊型の施設で40のシングルルーム。17のツインルームなどを備えています。

同様のものは95年にハンガリーのブタペストにもつくられています。

2014年10月24日金曜日

ドイツの青少年政策視察してきました。内閣府青年社会コアリーダー育成プログラムにて

12日から21日までドイツに青少年政策の視察に行ってきました。
前後各2日間の事前・事後研修を含めて14日間の長丁場。

内閣府青年社会コアリーダー育成プログラムなるプログラムでの派遣でした。
4月にこのプログラムを見つけて応募した時には、想像もつかなかったものを色々得ることができた!

<結論>
とりあえずざっくりとした印象。
ドイツにおいても、若者の政治・社会参画は大きな課題。
日本と異なる点は、行政・政治側がその課題とどれだけしっかりと向き合っているかという部分。
特に健全育成の部分への力の入れ方が違うと感じた。
「子ども若者育成支援推進法」が制定されるなど、
青少年の健全育成と困難を抱える子供の支援に関して日本でも動き出してはいる。


<概要>
メンバーは8人+団長1人の全9人のチーム。
出発前の羽田空港にて
年齢は26歳~39歳ぐらいまでと結構幅広くて、みんな若者関係の活動している人たち。
野外研修施設関連、行政職員、学校の先生に、障害者学級の先生に、NPO関係者など様々なメンバー。

派遣にあたっての団のねらいは
日本における青少年分野の非営利組織を発展させるために、ドイツにおけるユースワーカーの人材育成と中間支援の在り方を学び、発信する

というもの。6月の事前研修に9月の自主研修などを通じて、団としてひねり出したねらい。


ドイツでは、ベルリン3泊・コプレンツ5泊(ホームステイ1泊)。

ユースワーカーの育成を大学でどのように行っているか?
ユースワーカーの働いている施設の現場はどうなのか?
中学高校内でのユースワーカーの役割はどうなのか?
行政の青年省の役割、また自治体の青年局の役割りは?
若者関係の中間支援組織の全国の代表や地域組織はどうなのか?
若者関係の組織の現状は?
等々をテーマに様々な場所の視察をしてきました。













とても視察先のことを全部なんて書けないし、まだ整理もできてないので、
とりあえず写真を何枚か。

<学んだこと>
これもいっぱいあるんだけど、何個か箇条書きに

1:法律に権利と義務が明記されていることが広く認識されているため、社会的な必要性と財源と目指す方向性がある 
・どのヒアリング先でも社会法典第8条に言及される
・身分保障や予算の増加
・行政が各団体の予算を安定的に供給


2:ユースワーカー資格の養成課程が現場との連携により高いレベルでつくられていて、専門性の高い即戦力のある人材の安定供給につながっている
3:ユースワークがノンフォーマルな教育として位置づけられているため、ユースワークの専門性を高める実践・養成・コンセプトと理論の構築・研究が行われている

4:中間支援組織が、“青少年”というキーワードで広く連携している。団体数・会員数等を増やすことで社会・行政に対しての発言力を高めている
5:青少年や青少年支援団体等の意見や現状等の情報を集約し、発信している
6:ロビー活動や啓発活動を行っている 。行政の政策決定プロセスにおいて、投票権を持っている


ってな感じ。こっからどう日本に活かすか、自分がどう活動していくかひきつづき考える!!

<良かったこと>
1:日本の、青少年分野の色々なことを学び考えれた。
 自分の活動の主な部分は、「若者と政治」の部分だけど、今回青少年関係で様々なことをしてい るメンバーが集まってて、彼らから色んなことを学べた。
 今年6月まで2年ほど勤めた、内閣府の子ども若者育成支援点検検評価会議でも、多くの若者  分野についてあつかったけど、実践者の話や想いを聞くとまた全く違う。
 また、団長は50年近くにわたって、日本の青少年分野の活動を行ってきてる方で、その辺の歴  史や経緯も色々学びました。

2:ドイツのことを知れた
  まあ、そのために行ったんだしってこと。
  

3:高齢者・障害者のことも知れた
  実はこのプログラムは、青少年・高齢者・障害者の3分野から成り立っているプログラム。
  同時期に高齢者団はデンマークへ、障害者団はイギリスへそれぞれ視察に。
  研修も同じ日程で組まれており、相互の現状・課題・視察先での学びなども共有できたのはで   かい。

4:知り合った人々
  自分の団のメンバーとは一生の中になるだろうってのは間違いない。
  団長・メンバーともに最高のチームだったと思ってる。すごく感謝。
  それ以外にも高齢者・障害者の分野のメンバーや、ドイツで知り合った方々。
  プログラム実施団体のIYEOの皆さんや内閣府の方々。
  その他、同プログラムのOBの方々など。
  ありがと!!



ということで、年内にはもう少しまとめたいね。
11月には欧州評議会の民主主義に関するフォーラムにも行ってくるので、
あわせてなんらかの報告会でもできればと思ってる。

とりあえず日本での活動の現実にしばらく戻りますw

明日の夜にはイベントもあるから良ければ来てくださいな。
※友達割り始めました。【第18回】Voters Bar セキュリティー 10月25日(土)開催 テーマは安全(防犯・防災) 若者と地方議員の気軽な交流会
詳細はこちら

2014年8月26日火曜日

日独青年リーダー事業にて、若者の政治参加について話してきた。

今日の午前に日独青年リーダー事業にて日本を訪問中のドイツ人の10代・20代に、若者の政治参加などについて話してきました。

去年に続き同事業で講師をつとめるのは2回目です。
自分が10月にドイツにいくこともあり、ドイツの制度や現状を調べつつある今だから、
去年よりも自分にとっては実りのある時間になりました。

ドイツ団からもドイツの政治参加の状況や彼らの取組について聞きました。
ドイツも日本同様、少子高齢化や若者の政治参加が少ないことなどの状況にあります。

話の中で驚いたことは、
ドイツ人の若者の中で政治に興味のある割合が、
東西ドイツが統一した1991年でさえ57%にすぎず、現在では40%ほどしかないことです。
日本の若者は各種意識調査では55%から65%程度の若者が、「政治に関心がある」と答えます。
しかし、若者が政治に参画するための制度や実際の若者の政治参加の状況は
日本よりドイツの方が進んでいると感じます。
「関心を持っている」と答える事のハードルがドイツの方が高いのかなと感じました。

また、ドイツの若者のうち、政治に関わることが”クール”だと感じている人は
3割ぐらいしかいないそうで、、日本と同じだなと・・・


10月のドイツ行きの前にいい時間を持てました。



2014年8月18日月曜日

若者の投票率向上は目的でなくて手段

地元の岡山に夏休みがてらということで、帰省中。
「晴れの国」岡山は今年は雨が多いらしい・・・

岡山が地元で、今は名古屋に住んでいる大学生と昼間に会ってきた。
「若者と政治をつなぐ」ということに興味を持ってくれていて、
YouthCreateにも連絡をくれた方です。

たまたま俺とその方の帰省のタイミングがあったので、
いつかは岡山でも「若者と政治をつなぐ」をしようという作戦会議も合わせて、
会ってきた。

その時に再認識したことを、さくっと。

1:投票率向上は目的ではなく手段
 投票率をあげることを目指すこと、あるいは投票率の増減に一喜一憂すること。
 これは本質じゃない。
 もちろん、投票率が低すぎることは問題

2:日本の投票率における問題点
 若年層の投票率と、高齢者層の投票率の差が大きいこと(若者の投票率が低いことではない)
 全世代の投票率もさがってきていること
 地域の選挙においてその傾向が特に顕著であること
 
3:目指すべき目的① 有権者の政治的リテラシーの向上
 投票に行くことにより、有権者が政治的関心を高め、政治を自分事に感じること。
 また、そのような有権者が投票に行くことにより投票の”質”の高まりにつながる。

4:目指すべき目的② 政治家への監視or応援
 投票率が高いということは、候補者・政治家に対して、多くの有権者が、
 きちんと政治を見ている事を示す。
 同時に一部の団体や、特定の利権を持った人だけが当選する状況を打破し、
 新たな風を議会に送り込むことができる可能性もある。
 (一部の団体や利権を背景に当選する議員を批判しているのではなく、
  そういう人ばかりになっている現状を危惧してる)

5:若者の政治参加により日本の社会の構造が変わることへつなげる
 最終的に目指すべきは多くの課題を解決し、日本・あるいは地域の未来を作っていくこと。
 自分は若い力がそのためには必須だと思っている。
 若い力や声をを行政・政治が意識し、向き合う必要がある。高齢者は色んな団体の幹部の意見 ばっかり聞いていても未来は作れない。
 同時に、政治・行政に無関心な若い人もへらしたい。投票に行かず自分の未来を他人に渡すな  んてもったいない。政治・行政を使うことを選択肢の一つとしてきちんと持っていてほしいです。
 もちろん、俺みたいに日々政治のことを考えている人になる必要はなくw


ざっくりと書いてみた。
何かこの辺の自分の思考をもっと整理して、文字にして、残したい。
そんで、そういう思考のもとに、やってきた活動の内容や狙いやらももっと広げたいと思う最近。
学生の頃立ち上げ、3年半ほど代表をやっていた学生団体ivoteも、
色んな面白い奴とやってきたインターネット選挙運動解禁のOneVoiceCampaignも、
今の本職であるNPO法人YouthCreate
世代・職業関係なくワイワイゴミ拾いしているグリーンバード中野チームも。

地元岡山より

2014年7月25日金曜日

(追記あり)議会が議員の発言統制。公職の意味のはき違え

「婚姻届を出した市民に、穴の開いた(避妊具の)コンドームを配ってはどうか」
新城市の長田議員が議場で行ったこの発言を問題視した、浅尾市議がブログに掲載。
一気に議場外にひろまり問題になりました。
「穴の開いた避妊具配っては」…新城市議が発言(読売新聞) - Y!ニュース 

まあ、問題発言をした方は議会と飲みの席の区別がつかなかったのでしょうね・・・


で、問題はこのあとの議会の対応。

議会として、各議員の個別の情報発信の統制をやりにきた。



7月24日の中日新聞によると、
浅尾洋平市議(37)=共産=がブログで長田氏の発言を取り上げたことを「議会軽視だ」と問題視し、今後、議員の情報発信を制限するルールを作ると決めた。
山崎祐一市議(62)=無所属=が浅尾氏に対し、「公職の立場でありながら、議会で問題提起する前に、自らの主観を表に出すのはいかがか」「個人名を挙げるなら相手に通告するなど配慮すべきだ」と発言。他の市議数人も同調し、ブログやツイッターで発信する際のルールを何らかの形で設けることを、長田氏を除く17人の市議の間で賛成多数で申し合わせた。 浅尾氏は「時代と逆行するような後ろ向きなルール」と批判している。

とのこと。
へ??

要は、
議員は何か言いたいことがあれば、まずは最初に議会で話せ!
個人的に発信するとは何事か。
議会が一番大事なんだ~~~


ってことか?
議会なんて年のうちの一定期間しかないのに。


この発言をされた、山崎氏と賛成多数で可決した新城市議は2つの点で意味が分からない・・・

問題点1:議員は議会に雇われたわけではないのに

2014年7月16日水曜日

「政治家」を生み出す「選挙」制度への無関心が引き起こした3つの事件

さきほど「選挙」ってキーワードをいれてニュースを検索したら3つの不祥事のニュースが。

滋賀県選管委員、選挙運動した疑いで逮捕 県知事選 - 朝日新聞デジタル

市議20人中、逮捕者15人! 青森・平川市長選公選法違反容疑 - MSN産経ニュース 


公職選挙法違反:高松市選管白票水増し 選管ぐるみ票操作 6人起訴、「不足」と勘違い 昨夏参院選、検証担当者も関与 - 毎日新聞 

各ニュースの詳細はそれぞれリンクを見ていただきたい。
これらの事件はすべて選挙に関わるもの。

選挙制度の問題点


政治を行っているのは、政治家であり、その政治家を決める仕組みが選挙制度。
この選挙制度や選挙の内実についてあまりにも無関心なのではないか。

短期間の選挙期間の間に、で多くの候補者が出馬し政策論争なんてまともにされずに、
あっという間に投票日を迎える。数十年前から変わらない伝統芸能としての選挙運動。

公開討論会を民間の側で開いたとしても正当な理由なく参加すらしない有権者をなめている候補者たち。
そしてそもそも選挙期間中に公開討論会を開くことを禁じている法律(そのため多くの公開討論会は選挙期間前に立候補”予定者”を集めて行われる)

国政選挙や主要な首長選挙であれば事前にメディアが当落の予想や各党の獲得議席を
ガンガンと報道。結果が事前に分かっている選挙に投票に行くものだろうか。
そして20時になった瞬間、開票率0%なのに獲得予想議席数がだされ、その精度を売りにする。

地方議会議員選挙では町内や地域の団体で支援組織をがっつりと固めた候補が白紙委任的に
連続当選を続けていく。この組織の人数は年々数が減り、若者は当然ほとんど参加していない。

そのような選挙戦を当然有権者は冷ややかなもの、意味のないものに捉えてしまう。政治に関心があると答える若者が6割を超えるにもかかわらず、投票にいく若者は40%を切る。

しかし、選挙に係る予算は年々縮小され、夜の8時を待たずに投票所を閉じてしまう多くの自治体。選挙啓発といえばとりあえず芸能人をポスターに載せればいいと思っている人たち。

投票が終わったと思えばやたら開票のスピードにこだわり、職員の残業代を積み重ねてまで、
即日開票にこだわる自治体やそれを求める人たち。投票日当日の25時に選挙結果がわかることと、翌日の昼12時に選挙結果がわかることの何が変わるというのだろうか。

3つのニュースの背景


2014年6月27日金曜日

今から仕事としてミャンマーにサッカー見に行ってきます!

ただいま関西国際空港のサンマルクカフェにいます。

今日夜中の便で、タイ経由でミャンマー行ってきます!
そして月曜日の朝には日本に帰ってきます。

ミャンマーでなにするのか?

セレッソ大阪VSミャンマー代表の試合見てきます。

”日本ミャンマー外交関係樹立60周年記念 日本財団チャリティマッチ「ヤンマーカップ ミャンマー代表VSセレッソ大阪」
なるものが明日28日にミャンマーの首都ヤンゴンで開催されます。

セレッソサポのみなさんの応援ツアーとともに、弾丸で観戦してきます。


そして、仕事としていきます。

今回はセレッソ大阪の応援のためでもあるのですが、
この試合とそれに関する日本財団のミャンマー支援に関しての、
記事を書くというのが仕事です。
このチャリティーマッチは日本財団のミャンマー支援の一環として企画されました。

そして、企画内容やその背景や狙いを記事として、より広く世の中にしってもらうことを目的に、
提言型ニュースサイトBLOGOSが日本財団と組んでいます。
ミャンマー支援に限らず様々な取り組みを、広めています。

BLOGOSブロガー!?の一人として、自分が選ばれたとというわけです。
取材して記事にするというれっきとした仕事。

海外での仕事。サッカー関連での仕事。という夢がかなった!

2014年6月23日月曜日

ヤジ自体やってはいけない!!という意見があまり聞こえない・・・

都議会議員の議場での、あまりに品位をかくというか、前時代的というか、
まあありえない野次に関して、ここ数日すごく紛糾していますね。


都議会の暴言―うやむやは許されぬ(朝日新聞)

などなど。

野次をいったもう一方もさっさと、自ら名乗り出て謝罪をすべきだと思う。
悪いことをしたと本心から思ったんなら。

野次自体もダメでしょといいたい!!
この一連の議論の中で、自分が違和感を感じている点がある。

なんか、
「節度を守った野次ならやっていい。」
というか、「議場を盛り上げるためにやるべきだ!」
とか思っている人がいることが嫌だ。

実際に、今回野次をした都議も会見の中で以下のように述べている。
すべてのヤジがやってはいけないものとは、今の段階では思っていない。

この発言に対して、記者からの突込みもない。
「ヤジ自体ダメなのでは?」と、俺なら聞きたい。

他の記事や政治家の発言など含めても、ヤジ自体を問題視しているものはほとんどないようだ。


「寸鉄釘をさす」ヤジなんて幻想

自分は以前より、議場でのヤジは断固なくなるべきだと思っている。
2011年にもこのブログでヤジに関して書いた。
 野次に必死なガキみたいな国会議員 (過去記事より)

結構知り合いの議員や、政治の関係者の中に、「必要なヤジもある 」「議論を活性化させるヤジもある」的なことを言う方もいるんだけど、全く理解できん。

ただの不規則発言。要はルール違反でしかないでしょ・・・
学級会で、指名されてないのに叫んだら怒られるでしょ。
会議で発表者に対してヤジがいえるか?

なぜ、議員はヤジをいうか。
いろんな理由はあると思う。
・議論がつまらないから暇つぶし
・反対意見を邪魔したい
・同じ党、会派の人の応援
・1回生議員として、上層部に媚を売っている
・そもそもヤジは必要だと思っている

などなどかな。
いずれにせよ、ありえない。

相当ヤジはひどい。世間の常識についてきて
傍聴に行くと分かるんだけど、ヤジは結構すごいよ。
重要な議論だと、委員会の委員じゃない議員がわざわざヤジをいうために議場に集結したり・・・

公式の動画やメディアの報道ではマイクの音声を直接拾っているし、
そもそも議場のヤジの音声を拾っていないから、
クリアに議論が聞こえる。

でも傍聴席にいるとそんなことはないから、ひどいときは発言者の声すら聞こえない時も・・・

「ヤジは良くない」という当然のことを再度認識して欲しい。

2014年6月20日金曜日

国立オリンピック”青少年”総合センター」運営に垣間見る意識の古さ

オリセンに青少年関連の研修で今日から日曜日まで缶詰なわけです。

「国立オリンピック青少年総合センター」、通称「オリセン」
学生団体や会社の研修なんかでこの施設を使ったことがある人も多いと思う。

自分自身は宿泊を伴った利用は今回が2回目で、あとは数回会議やイベントで利用したことがあるぐらい。

青少年施設なのに無料Wi-Fiなし

来るたびに思うのが、「Wi-Fiがとんでない・・・」ってこと。
さらに、市販のWi-Fiルータ的な奴の電波もかなり悪い。
(自分はもっていないのだが、持っている人はみんなくちを揃えてそういう)

いまは、24時間で500円払って、有料のWi-Fiの申し込みをしてネットを使ってる。

いまどき高校生でも会議の時とかには調べものやら、議事録の共有やら、
外部との連絡やらで当然のようにパソコン(もちろんインターネットにつながってる)を使う。

なのに、”青少年”を標榜しているこの施設ではWi-Fiなし・・・
ぜんぜん、、”青少年”向けじゃない…


行政・青少年双方の考えが古い日本

ヨーロッパなんかは、青少年向けの施設の運営には若者が関わるのも当然。
だって、青少年自身がどのような使い方がしたいのかを一番わかるはずだから。
オリセンの運営に若者がかかわるシーンがあるのだろうか?
運営とまではいかなくても意見を発することができる仕組みがあるのだろうか?
HPを見た限りではない。

青少年自身も、施設の設備や運営に対してもっと意見を発すればいいのに。
毎週会議で使用したり、長期休暇のたびに合宿をしている団体も少なくないだろう。
改善してほしいことや、新しいアイデアがあるならいえばいいのに。

不満に思われながら使われる。
不満を持ちながら使う。
この関係もったいないよ。

子ども若も育成支援推進法を基に平成22年に策定された、「子ども若者ビジョン」には
●社会を構成する重要な「主体」として尊重
 と書かれている。

行政側・若者側の意識が変わり、
若者が「主体」となる青少年政策がすすめられてほしい。
そのために自分自身も活動を続けます。

2014年6月12日木曜日

2014年W杯ブラジル大会いよいよ開幕!同世代にエール!

いよいよ、あと10時間ほどで、2014年W杯開幕!!

すごくワクワクしてるんだけど、まだ全然実感がない。
たぶん、テレビのニュースを全く見ないから、現地の映像とかを目にしてないことが理由かな。

俺は、1986年生まれの今28歳。
調度サッカー選手のピークに近い年で、多くの国で同世代が中心選手になっているのが、
すごい楽しみ!

日本では、本田・長友・岡崎・西川!!


ブラジルのフッキ
メキシコのグアルダード
スペインのセルヒオラモス
コロンビアのグアリン
イタリアのマルキージオ
ウルグアイのゴディン
フランスのジルー
ボスニアヘルツェゴビナのジェコ


などなどが世界の名選手の86年生まれ!!

・日本代表の成績

おれは今回は結構行くと思う。
グループリーグの1位突破もあり得ると思ってる。
ベスト8進出を信じてる。

一番のキーマンは長友。
彼が本気で左サイドを制圧すれば、相手の攻めも一気に狭まるし、
守りも後手に回る。
日本の成績は長友できまる。
頑張れ同世代!!


・優勝チーム

ブラジルが本命なのは間違いないのだけど、
対抗にイタリアとアルゼンチンを推す。
イタリアの守備の固さはトーナメントにおいて、力となる。
アルゼンチンは南米の利と、ディマリアの調子でいける!!

というわけで、寝不足との戦いの日々が始まる!!


2014年6月10日火曜日

AKBの”株主総会”と、政治の世界の”選挙”を関連付ける変な議論

AKB総選挙、今年も盛り上がったみたいで。
雨の中、さらには先日に事件あったばかりで関係者やファンの人にとっては、
色々と大変だっただろうと思います。
お疲れ様です。


AKB総選挙と政治の選挙を関連付けて話す人が多すぎる

この時期毎回起きる話がある。

「なぜ、AKBの選挙は盛り上がるのに、実際の政治の選挙は盛り上がらないのか」
「AKB選挙はどうして若者をまきこめているのか」
若者と政治をつなぐ活動をしている活動をしているとこんなことを聞かれる。

確かに同じ”選挙”という単語。
高齢の人や、一部の人だけがやっているイメージの政治の選挙
若者も含む多くの人が盛り上がっているイメージのAKB選挙

同じ単語なのに、そのイメージは大きく違います。

AKBは”株主総会”である

AKBは選挙じゃないということをはっきりさせたい。
AKBの選挙権は一人一票ではなくて、CD一枚一票。
要は株主総会と同じ。
お金を使ってCDを買えば買うほど結果に影響を与えれるわけです。

いくら思いがあっても、一人一票でしかない。
たかが一票にすぎない。
ということもなくなる。

さらには「若者の数が少ないから、どうせ高齢者の意見が通るんだろ」と、
若者が思うこともない。

情熱を持っている人は、情熱の分だけ影響を与えることができることこそ、
AKB"総選挙”の盛り上がりの最大の要因。
裏を返せば盛り上がりほどには、多くの人が関わっていないのかもしれないが。

そのため、制度があまりにも違う両者を比べて、議論するのは変な話である。
政治家や行政関係者でさえも、両者を比べたがる人がいるのは、
ほんとに勘弁してもらいたい。

とはいえ、AKBから政治は学ぶこともある、
AKBの方のファンへの姿勢や、演説のうまさ、
”選挙”以外の時期でのファン獲得のための活動などなど。
補足までに。

ちなみに自分は全くAKBに興味がないですが・・・

2014年6月2日月曜日

「政治家と距離がある」という若者。「有権者とは近い距離にいる」と主張する政治家。

先日、第二成人式というイベントの一部をYouthCreateで担当した。
大学生が地方議員に対して、質問をぶつけるという内容。

その中の質問の一つで
議員の人を自分とは遠い存在だと感じてる人は多くいると思います、
しかし地方議員というのは特に地域住民と近い存在であるべきだと思います。
普段からこの距離を縮めるためにしている事または、するべきことはなんですか?」
と質問が出た。

要は「政治家が遠いんだけど、政治家自身としてなにかしようとしているのか?」
ってこと。

自分はコーディネーターをしていて、面白い質問だなと思ったし、
YouthCreateの活動にも関わるものだなと思って、
回答を楽しみに、
登壇していた3人の区議さんに答えをお願いした。


そうしたら、全く予想もしない答えが。
3人が3人とも
「距離は遠くない!!」
と。

若者と政治をつなぐ活動を学生時代から6年間やっているんで、
ある程度議員の反応なんかも予想できるんだけど、
これは予想外。

学生もびっくり。

議員の意見としてはこう。
「私たちは常に町内の方や、地域の方と話をしている。だから遠いとは思っていない。
 だから、特になにもしていない」

なるほど。
そりゃそうだ。
議員からしてみれば、そういう回答をする意味もわかる。

一部の地域活動をやっている人や、政治に対して積極的な人とは
常に会っている。と。

でも、そういうことじゃないんだ。
そういう政治に対して能動的じゃない人と、
どう会うか、どのようにアプローチするか、どうやって彼らの考えを聞くか。

そういうことを聞きたい質問だったのに。

すごく釈然としない時間だった。



2014年5月21日水曜日

若者の投票率は上げれる!松山市選挙管理委員会の取り組み(大学への期日前投票所設置など)

若者の投票率の低下。若い人は投票に行かない。
そのような”迷信”が叫ばれて久しい。

自分は以前より若者の政治への参画意識は高まっており、
投票率も決して下がってばかりではないと主張してきました。

今回の参院選においても見えてきた、「若者の投票率の低下」という嘘 
衆院選の低投票率をよみとく 「異常じゃない投票率と雑な争点」

2回連続若者の投票率が増加している松山市

 そんななか、愛媛県の県庁所在地である松山市では、
昨年の参議院選挙、そして先月27日に行われた市議会議員選挙と、
2回連続20代前半の投票率が上昇しています。

参議院選挙

市内有権者約20万人の年齢別投票率を調べると、20~26歳だけが0.29~1.87ポイント上がっており、若年層の向上傾向が浮き彫りになった。 他の世代の投票率は前回2010年の参院選より下がっているのに対し、若者の投票率は上がっている。

そして、先日の市議会議員選挙

 ほかの世代のほとんどで、前回の市議選に比べて、投票率が下がっているにも関わらず、
 20代前半の投票率は前回より増加しています。


繰り返します。
他の世代の投票率が下がる中、若者の投票率が上がっているのです!!

投票率向上に向けた、松山市選挙管理委員会の取り組み

2014年5月14日水曜日

身の回りの街から始める政治参加

久しぶりにさくっとブログ更新。

NPO法人YouthCreate代表として、「若者と政治をつなぐ」をテーマに活動をしてる。
地方政治・地方議会に関したアプローチが、
このテーマにおいて鍵となるのではと考えています。




みなさんは、「政治」と聞いて何を思い浮かべますか?
「政治家」と聞いて誰を思い浮かべますか?
多くの方が、国の政治や政策、国会議員を思い浮かべたのではないでしょうか。
知事や市長を思い浮かべた方はいても、
区議・市議が浮かんだ方は少ないと思う。


地方政治・政治家への関心の薄さや地方議会・首長選挙の投票率の低さをもたらしている要因は
3つあると思う。

2014年5月10日土曜日

28歳になりました。W杯イヤー。自然体を少し超えて進みます!

どうも、ハラケンです。
本日5月10日に28歳になりました。

みなさん、お祝いをどうもありがとうございます。
せっかくなので今思っていることをちょいと、書いて、
この1年間の決意としようかなと思います。

28歳といえば、カストロがラウルカストロともに、キューバに上陸した歳。
おれはどこに上陸しようか。。。



大学を卒業して、中野に住み始めてから、3年目。
YouthCreateを立ち上げて、早1年半。

自分の軸であるNPO法人YouthCreate

「若者と政治をつなぐ」をテーマに2012年11月に立ち上げた、YouthCreate.
学生時代の頃からの仲間、YouthCreateを立ち上げてから知り合った仲間、
様々な形で支援してくださる皆様に支えられて1年半。

色々と新しいことを仕掛けていけていることは、
楽しいし、可能性を感じています。
個人としても最近は寄稿やファシリテーターという今までとは違った役割で
依頼をいただくのも嬉しい。
いや
同時に学生団体ivote時代の感覚が抜けずに、持続可能で成果を出していくという面では、
まったくといっていいほど何もできてない。

今後は、新しい事をしかけつつも、きちんと収入を増やして、組織として強みを出していけるよう、
進んでいきます。
そして、可能な限り東京以外での活動をもっともっと広げていきたいです。

その覚悟を元に、実は5月より一人雇いました。
有期雇用での契約社員という形ですが、夏までに新規事業の仕掛けを、
仲間と進めます。

なにか、YouthCreateや、俺自身で、力になれそうなことがあれば、
あるいは「仕事をあげようか」と思っていただいた方は、ガンガン連絡いただきたいですw



生活の場である拠点”中野区”

たまたま、安い物件があったからという理由で2012年4月から住み始めた中野。

雑然とした下町感あふれる街の雰囲気や、
駅前の再開発などを機に変貌を遂げようとしている活気あふれる空気、
そして、中野が大好きなみなさんと出会い、
中野がすっかり大好きです。

街を愛して盛り上げようとしているいろな人と出会い、
色んな活動でご一緒させていただいています。

1年ほど前から始めた月3回のゴミ拾い活動であるグリーンバード中野チームの、
活動回数も30回を超え、実に多様な人が参加くださってる。

月1回中野で主催しているフットサルも8カ月続いてる。
ふらっと夜中に飲みあう仲間もでき、
街を歩いていて知り合いに会う回数も増えました。

ややもすると、政治がらみの人ばっかりと出会いがちなんだけど、
中野では学生から80代の方まで、いろんな人と絡めるのが
自分の幅をすごく広げてくれてる。


その他もろもろ

<サッカー>
というか何よりも今年はW杯!!
同世代の岡崎・長友・本田・西川あたりの活躍にすごく刺激を受けることは
容易に想像できる。
見に行きたいけど、今年は我慢。
来年の1月のアジアカップ@オーストラリアは見に行く予定~
中野でのフットサルに加えて、仲間と社会人サッカーチームも作ったし、
中野で定期的に行われているサッカーにも誘っていただくし、
プレイの回数もふやそ。

<東京以外の地へ>
やっぱり東京以外の場所にどんどん魅力を感じる。
最低月に1回は首都圏以外の場所に行くことにしているし、
首都圏以外でのイベントもどんどん増やしていくよ。


というわけで

28才も引き続き自然体でいきますので、どうぞよろしくお願いします。
お世話になってる、自分を応援してくれてる、自分の相手をしてくれてるすべての方と、
身勝手な自分をここまで見守り育ててくれた親に感謝です。

中野にお越しの際にはぜひぜひ連絡ください!!

アマゾンのウィッシュリストも作ってみました!
俺の成長と楽しみのために、プレゼントいただければ幸いです。



2014年4月15日火曜日

昨年の参院選の意識調査の速報。世代間の意識の差

昨年7月21日に行われた参議院選挙に関する意識調査が発表された。

公益財団法人明るい選挙推進協会が選挙のたびに大規模に調査しているもの。


データの紹介の前に改めて、去年の参院選がどんな選挙だったのか。

・自民党圧勝。121議席中、65議席獲得。
・インターネット選挙運動解禁
・投票率は52.61%と過去3番目の低さ

と、こんな感じの選挙でした。


何個かデータの紹介をします。

2014年4月10日木曜日

「公務員の給与UP 増税の陰で」というタイトルの記事に感じた違和感

阪神戦の試合結果を見ようと思って、Yahoo!をひらいたらこんなタイトルの記事が目に入った。

公務員の給与UP 増税の陰で
おもわずクリック。
記事本体のタイトルは、

「消費増税の陰で国家公務員の給与が4月から8%増で2年前の水準へ」

国民の負担がいっそう増す中、国家公務員(約56万人)の給与が4月から平均で約8%アップで、2年前の水準に戻る。
という出だしで文章が始まります。
読み進めていくと
国家公務員の35歳のモデルでみると、この4月から給与は月額約2万1000円アップする。
とかといった表現も。

要は筆者の言いたいことは、
消費税が上がって一般の人の負担は増えているのに、
公務員だけ給料上がるなんてナンセンスだ!!
ってことなんでしょう。

感じた違和感

2014年4月3日木曜日

桜を大切にするためにやってはいけない2つのこと

花見の時期ですね。
中野のお知り合いのFacebookより


桜がわーっと咲いているのをみるのは好きだし、「新年度だな」って気持ちも強まります。
そしてもちろん、桜を見ながら飲む、花見も大好き。
桜の木の下で、あつまって酒をのみ、飯をくいながら、語らう。
最高です!


でも、花見のやり方によっては、桜に対して悪影響を及ぼす可能性があるって最近知ったので書いときます。

  • 桜の木の根元を踏まないように、自転車やごみ容器などの物を置かないように、気をつけましょう。
  • たばこの吸い殻、有毒なごみ(洗剤など)やゴミなどを、桜の植わっている所に絶対捨てないようにしましょう。

2014年3月27日木曜日

人生を豊かにするにはリクルートのサービスだけじゃなくて、政治も使ってほしい

最近、YouTubeを見るたびにリクルートのCMが冒頭に出てくる。
60秒と短いし、スキップせずに全部見てみた。


SUUMOで家を借りるところから、彼女ができて、ゼクシィ使って結婚して、家族旅行でじゃらんを使う。
などなどと、人生におけるいろんなタイミングでリクルートのサービスを使って、
人生を豊かに進んでいく様子が描かれてる。


これらのサービス、おれも使っているものは色々あるし、
便利。

当たり前なんだけど、人生には政治の状況も関わっている。

2014年3月25日火曜日

講談社現代ビジネスでの連載を始めました。

【連載始めました】

講談社現代ビジネスでの連載を始めました。
 

都知事戦以降、ブログなどの更新を少しサボってたので、
気合い新たに新ためて始めます!
 

現代ビジネスにはブログよりももう少ししっかりとした文章を書いていく予定です。
ブログと合わせてよろしくお願いします!

 





最初の記事は以下です。

 都知事候補がツイッターで有権者の質問に答えた「ASK TOKYO 2014」---その狙いと今後に向けて http://bit.ly/1rqvHjN

2014年2月21日金曜日

インターネッ党が初の候補者擁立あるか!?6月14日の中野区長選挙の構図が固ま ってきた

YouthCreateの活動拠点であり、自分が住んでいる街、中野区の区長選挙が6月に行われます。
構図がだいぶ固まってきたのでご紹介。



中野区長選挙の構図


中野区長選に現職出馬表明 東京新聞

ということで現在3期区長をやっている現職の田中大輔氏(62)が出馬表明を先日しました。


 その次の日の2月19日に民主推薦の喜治氏も出馬表明。

選挙:中野区長選 民主推薦受け、喜治氏出馬へ /東京

前回も出馬して次点となったかたです。

 またほかにも現時点では、
弁護士の宮本智(さとみ)氏(66)も無所属での立候補を表明している。

 ほかにも都知事選挙でのインターネット選挙運動が話題となった家入かずま氏がしかける新しい政治団体「インターネッ党」も3つの活動宣言の中で、

3. 2020年までに東京23区の全ての区長選挙に候補者を擁立していく。
とのべていて、どうなるか気になるとこ。
”擁立していく”であって、”当選させる”となってないのは気になるんだけど。。

 今後も定期的に情報発信予定。たぶん

 参考情報

中野区議会の会派構成

中野区選挙区の都議会議員構成

前回区長選の結果

 

2014年2月20日木曜日

定年65歳時代に、なぜ55歳定年時代のままの調査なのか。労働力調査発表。

2月18日に総務省が2013年の労働力調査を発表しました。

非正規の数が増加した点や、若者のフリーターの割合が過去最大になったなどが気になります。
http://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/nen/dt/pdf/ndtindex.pdf
 雇用者自体の数は増えたけど、正規の数は減り、非正規の数が増えたようです。
春闘を前に賃金のベースアップに関するニュースを最近はよく見ますが、これもおもには正規社員に対しての話であり、非正規の給料がどこまで上がるのかはわかりません。

参考 春闘:経団連ベア容認も対応多様 中小、非正規波及が焦点-毎日新聞




若年層(15歳~34歳)のパート・アルバイトの割合は、6.8%と過去最高となっています。
その中でも、15~24歳では前年より3万人増加の80万人となっています。

他のデータについては、こちらから見てみてください。
労働力調査平成25年


 なぜ55歳定年時代のままの調査なのか。

2014年2月8日土曜日

「雪の中頑張っております」っていう候補者陣営があれば、そこは有権者のことを何もわかっていない

今日は都知事選挙最終日。投票日当日である日曜日は選挙運動が出来ない。
そのため、前日の土曜日は各陣営ともに最後の訴えに奔走する。力を入れる。
しかし、そんな日に東京では10年に1回ともいわれる大雪。

仮に演説やSNS等で、
「雪の中〇〇は頑張っています!」「雪に負けずに〇〇は最後の訴えを」
とかって発言や投稿があればそれはすごく落胆する。
有権者のテンションがわかっていないなと思う。

候補者は間違いなくそんなことは言わないと思うが、
応援演説やスタッフが投稿しているであろうSNSなどではあり得る。
選挙に対しても、応援している候補者に対しても思いが強すぎるのである。

目線を有権者にあわせて、
「雪の中演説を聞いてくれてありがとうございます」
 というべきだとおもう。

候補者陣営と一般有権者のテンションの差が生み出す距離感

選挙にかぎらず、スポーツでも、受験でも、アイドルの追っかけでも、
熱狂している本人、さらにはそのような人たちの集まりと、
そうでない人との間には大きなテンションの差が生じる。
しかも選挙期間という限られた時間の最終日となればなおさらだ。

2014年2月5日水曜日

都知事候補がTwitterで有権者の質問に回答。「ASK TOKYO 2014」を企画してみて

#都知事候補だけど質問ある?

都知事候補がTwitterで寄せられた有権者の質問に、Twitterを用いて回答する企画、「ASK TOKYO 2014」を2月4日(火)の21時~22時に実施した。
自分が代表が務めるNPO法人YouthCreateの企画で、東京都知事選挙を盛り上げるためのイベントとして行った。
参加いただいた候補者は、宇都宮氏・舛添氏・家入氏・細川氏の4名。
2月2日(日)17時ごろに「ASK TOKYO 2014」の特設サイトをオープンし、Twitterユーザーから質問を集め始めた。

企画の狙い

今回の企画は参院選以来のインターネット選挙運動に関してのやるせない気持ちからうまれた。
ご存知のように2013年の参議院選挙よりインターネット選挙運動が解禁された。
自分も、OneVoiceCampaignを立ち上げ、1年にわたりインターネット選挙運動解禁を呼びかけてきた。(関連記事:良いことは良いと評価するネット文化を ~One Voice Campaignスタッフがネット選挙運動解禁に思う事~
しかし、ある程度予想していたとはいえ参議院選挙でのインターネット選挙運動の大部分はひどかった。
候補者がただ日々の街宣の様子やスケジュールを流し、ふわったした理念(政策ではない)を語る一方的なものがほとんど。
想いのある有権者は支持している候補を支援 し、政策を広め、場合によっては対立候補を批判する。
有権者と候補者が双方向にやり取りを行ったり、選挙にそこまで関心が高いわけではない(普通の)有権者を巻き込んだり、マスメディアでは伝えきれない情報が出てくる。
そんな状況とは程遠かった、
そして迎えた予想外の都知事選。SNS利用率が最も高い東京ということもありSNSをつかったイベントを行いたかった。
今回の企画の狙いは3つ 

2014年2月4日火曜日

参院選を経て当たり前になった二つの選挙運動手法

長い東京都知事選挙の戦いも残り1週間を切りました。
前知事の急な辞任にもかかわらず、知名度の高い候補者が複数人出馬したことにより、
ある程度の盛り上がりを見せていると思います。
前回の参議院選挙で起こった新たな形の2つの選挙運動手法が、
今回の都知事選挙でも行われています。


1.渋谷駅ハチ公前での大規模な集会

前回の参議院選挙では三宅洋平氏が行った選挙フェス。
型にはまった政策や主張を語るだけの街頭演説ではなく、バンドによる演奏や、
観客を巻き込みながら進めていく語りが話題になりました。








今回の選挙でもフェスではありませんが渋谷駅ハチ公前での大集会が話題になっています。 
先週末は土曜日は「選挙ハック」。日曜日は「選挙ジャック」と名付けられた大集会が開かれていました。

2014年2月2日日曜日

都知事候補と有権者の対話ウェブキャンペーン!質問募集:ASK TOKYO 2014 #都知事候補だけど質問ある?

インターネット選挙運動解禁後の初の選挙で都知事候補がTwitter上であなたの質問に答えます!

9日に投開票される東京都知事選挙の投票日まであと1週間です。
インターネット選挙運動解禁後、参議院選挙に続く大型の選挙として、
各候補者陣営のインターネットの使い方に注目が集まっています。
 
しかし、 まだまだインターネットの特性である”双方向性”が存分に発揮されている
とはいえません。
 
 

 
そこで自分が代表をつとめるNPO法人YouthCreate
有権者と候補者の
ウェブキャンペーンの2月4日夜21時~22時に実施します! 

 
有権者から事前に寄せられた質問や、リアルタイムでの質問に候補者が回答していきます。

 ASK TOKYO 2014

#都知事候補だけど質問ある?

候補者への質問を特設サイトから募集しています。

政策や主義主張。
人柄や性格。
大きな枠組みから、個別の政策まで。
どんな質問でも構いません。

質問をどしどしとお寄せ下さい! 2月4日(火)21時~22時 候補が質問に答えます!

          < Ask Tokyo 2014特設サイト> 



http://asktokyo2014.com/



※誹謗中傷などの投稿はおやめください。
※全部の投稿に回答が行われるわけではありません。


 

2014年1月30日木曜日

やはり、いびつなネット選挙運動解禁。配りまわってはいけない選挙公報

都知事選挙も折り返しをすぎた。
ネット選挙運動解禁に伴い、積極的にインターネットを使っている陣営も多くみられ、
やっとネット選挙運動がきちんとしたものになりだした感じがしている。

一方的に候補者が情報を発信する。
街頭演説の報告をするだけのTwitter。

ネット選挙運動はそんなものじゃない。
双方向性・拡散性・即時性など。
これらを活かして”おもしろい”選挙になってほしい。


選挙公報は配りまわってはいけません!

そんな中、あまりクローズアップされてはいないが、自治体のHPにアップロードされている選挙公報をプリントアウトし配ることが法律違反となるいびつな状況が残っている。

2014年1月25日土曜日

都知事候補のツイッターの使い方。手慣れた家入陣営と違和感の残る細川氏陣営。

東京都知事選挙がスタートして、初めての週末を迎えた。

結局、テレビでもリアルでもネットでも討論会が行われないまま、選挙突入。
本命候補者と言われいる、宇都宮氏・田母神氏・細川氏・舛添氏のうち、
宇都宮氏以外が全員出てこないという・・・
その辺のおもいは前回書いたとおり。
年中夢求: 都知事選、公開討論会へ立候補予定者が参加しない3つの理由(1/18 11時追記)

その後選挙まで動きとしては、細川氏の正式な立候補会見と、起業家の家入氏の出馬ですね。


公開討論会の悔しさに引きずられず(忘れはしない)、選挙突入したということで、前向きに選挙を見ていこうとおもう。


各候補者のツイッター

ネット選挙後初の都知事選ということで、ツイッターやフェイスブックの使い方に注目しています。

2014年1月17日金曜日

都知事選、公開討論会へ立候補予定者が参加しない3つの理由(1/18 11時追記)

1月18日11時追記
参加を承諾していた田母神氏が不参加になったため、公開討論会は今回も中止となったそうです。
以下東京青年会議所のHPより
ところが、参加予定であった田母神 俊雄氏より昨日深夜、急遽不参加のご連絡を受け、交渉中であった舛添 要一氏からも正式に不参加との回答を頂くに至り、参加者が宇都宮氏1名となったため、やむなく本日の開催について中止の判断に至りました。
追記以上

23日から始まる東京都知事選挙の立候補予定者をゲストとする公開討論会の開催が、明日18日予定されている。
主催は日本青年会議所 関東地区 東京ブロック協議会

主催者のFacebookページにこんな投稿が載っています。

【都民の皆さん、本当にこのままでいいんですか?】
18日に開催される東京都知事選挙、公開討論会において 我々は主要立候補予定者に対して、粘り強く出演交渉を行ってまいりました。しかし、昨日16日、そのうちの1人舛添 要一氏より、『主要候補者が出席しないうちは参加を見送る』とのご連絡を頂きました。これは我々が危惧する『後出しジャンケン』そのものであり、知名度や 話題性ではなく都政に対する各候補者の具体的な政策を知り投票の判断材料につなげたいという都民の想いを無視するものであり、候補者自身にとっても決して 有利には働かないと考える我々としては大変残念に思います。引き続き舛添氏にはご出演の交渉を行って参ります。皆様におかれましては我々の今回の主張を拡 散していただくなどの方法で、是非応援のほどよろしくお願い致します。(FBより)

切実です。主催側が出演を依頼した人の中で、宇都宮氏と田母神氏の参加は決まっています。
舛添氏は、引用文にある通り、『主要候補者が出席しないうちは参加を見送る』
細川氏は読売新聞によると『討論会の日程が正式な立候補の記者会見前で、スケジュールの都合も合わない』とのこと。 
(17日17時現在)

実は青年会議所主催(明日のイベントとの主催部署が異なるようだが)の討論会は、1月14日にも企画されていたが参加承諾者が1名だったために中止としてる。
 
東京都知事選挙公開討論会開催中止のお知らせ(2014年1月14日午前10時) ページ下部


大都市東京のトップを選ぶ選挙。各候補の政策を見極めるだけでなく、”原発”以外の争点を見つけるいい機会となるのだが・・・

実は前回2012年の都知事選挙の際に、自分が代表を務めるYouthCreateも公開討論会を企画した。
その際は宇都宮氏と松沢氏が参加してくださり、猪瀬氏と笹川氏には断られた。
最有力といわれていた猪瀬氏の不参加により、観客の皆さんや登壇者のお二方は物足りなく感じたであろう。 2012公開討論会特設サイト
2012年都知事選挙公開討論会


では、なぜ公開討論会に対し、候補予定者が来ないのか。

2014年1月12日日曜日

本田ミラン移籍と、中田英に対するイタリアからの衰えない高い評価

久しぶりにサッカーの方で。

俺は86年5月生まれの世代で、今年28歳になる世代。

この86年度世代の日本サッカー界は人材がかなり豊富。

ミランに移籍したばかりの本田。インテル長友。マインツ岡崎。ヘルタの細貝。サンフレッチェから浦和に移った西川。レッズの興梠。広島の高萩。
女子で言えば、なでしこのGKの海堀やCBの岩清水 などなど





マラドーナがメキシコの地で、「神の手」して「5人抜き」した年に生まれた俺ら。

2014年1月7日火曜日

今回の都知事選挙こそ、正面からの政策議論・報道となるか?




新年早々1月23日から東京都知事選挙が始まる。

知事の任期が4年であることを考えると、2011年・2012年に続き、約3年間の間に3回も都知事選が行われることは異例。

正直、「また選挙かよ」という思いもあるけど、

なんとかして未来の東京につながる選挙となってほしい。
都庁1階では明るい選挙推進優秀ポスターの展示が行われてる

政策の議論、報道があまりなかった過去2回の選挙